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東海国立大学機構直轄事業として新たに2つの拠点を認定しました

2023年4月 1日

東海国立大学機構では、この度、新たに2つの拠点を機構直轄事業として認定しました。

機構直轄事業とは、岐阜大学及び名古屋大学がそれぞれ持つ強み、リソース等を融合し、そのシナジー効果が期待できる先進的かつ挑戦的な取組であり、東海国立大学機構として機構自らが推進すべき事業として認定するものです。認定した事業の活動には、予算措置や直接的な助言等の優遇措置を行います。

成果が創出された直轄事業については随時情報提供していく予定です。

これら2拠点の今後の研究活動に、どうぞご期待ください。

 

低温プラズマ総合科学研究拠点

名古屋大学・低温プラズマ科学研究センターと岐阜大学・工学部附属プラズマ応用研究センターを統合する低温プラズマ総合科学研究拠点を構築し、両大学が連携をはかりつつ、低温プラズマを中心に据える多様な学問領域の境界を越える学融合領域によって、低温プラズマの新価値創成を進める拠点を形成します。

低温プラズマ科学に関する多様な共同利用・共同研究を国内外の研究者と両大学の強みを相乗的に活かして推進することで、先進プラズマ計測に基づくシミュレーション技術を駆使した基礎学理の探求、半導体デバイスプロセス、機械材料・トライボロジーなどのモノづくりをはじめとし、化学・エネルギーやエアロスペース、医療や農業、様々な分野に革新をもたらすイノベーションがもたらされ、持続可能な開発目標(SDGs)やSociety5.0の実現に発展的に結びつく革新がもたらされることが期待されます。

 

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One Medicine 創薬シーズ開発・育成研究教育拠点

One Medicine創薬シーズ開発・育成研究教育拠点(COMIT; Center for One Medicine Innovative Translational Research)は、「ヒトと動物の疾病は共通」すなわち「One Medicine」という視座にたち、医学、獣医学、薬学、工学等の研究者が分野横断的かつ国内外で施設横断的に連携し、有望な創薬シーズを高度に選別し、臨床応用へつなげる(創薬研究における「魔の川」を克服する)ことでヒトと動物の創薬研究を変革します。

さらに、創薬標的同定から創薬シーズの開発・育成、非臨床試験、治験までの研究プロセスを一気通貫で管理・推進し、医薬品・医療機器開発企業との共同研究や知財導出を支援できるマネジメント人材を育成して、国内の大学・研究機関に配置することで、オールジャパン体制でヒトと動物の創薬研究を一気に加速させ、「Sharing Medicine(人獣共通医療学)」という新たな学際領域を開拓します。

 

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