One Medicine創薬シーズ開発・育成研究教育拠点

One Medicine創薬シーズ開発・育成研究教育拠点

 

目的

「ヒトと動物の疾病は共通」すなわち「One Medicine」という視座にたち、医学、獣医学、薬学、工学等の研究者が分野横断的かつ国内外で施設横断的に連携し、有望な創薬シーズを高度に選別し、臨床応用へつなげる(創薬研究における「魔の川」を克服する)ことでヒトと動物の創薬研究を変革する。

さらに、創薬標的同定から創薬シーズの開発・育成、非臨床試験、治験までの研究プロセスを一気通貫で管理・推進し、医薬品・医療機器開発企業との共同研究や知財導出を支援できるマネジメント人材を育成し、国内の大学・研究機関に配置し、オールジャパン体制でヒトと動物の創薬研究を一気に加速させ、「Sharing Medicine(人獣共通医療学)」という新たな学際領域を開拓する。

 

概要

本拠点では、比較医学に基づくオーダーメイド型疾患モデル動物を強みとして、構造生物学や細胞・再生医学、インフォマティクスにもとづき核酸から蛋白質、細胞、人工マテリアルまで多様なモダリティによる創薬シーズを開発・育成し、量子技術、AIを駆使した先端医療機器を組み合わせることで、臨床Proof of Concept(POC)取得成功率の高い有望な創薬シーズを高度に選別し、非臨床試験、治験につなげる研究拠点として、新たな創薬研究の先導を目指す。

さらに、創薬標的同定から創薬シーズの開発・育成、非臨床試験、治験・臨床試験までの研究プロセスを一気通貫で管理・推進し、医薬品・医療機器開発企業との共同研究や知財導出を支援できる人材を育成し、国内の大学・研究機関や企業等に輩出する教育拠点として、わが国の医薬品開発を加速させる。

 

目指す成果

「One Medicine」の視座のもと、国際的にわが国が後れを取る医薬品開発の成功率を高めるだけでなく、「Sharing Medicine(人獣共通医療学)」という新たな学術領域開拓の基盤形成を目指すとともに、この分野を担う、次世代研究者を育成する。

さらに、本拠点が目指す創薬研究における「魔の川」を克服することにより、東海国立大学機構が掲げる「創薬・先端医療研究戦略構想」を推進する。

 

社会への波及効果

「岐阜市ライフサイエンス拠点構想」と連動しながら、地域創生の核として、地域変革に向けた地域創薬イノベーション・エコシステム形成ならびに人材の輩出に貢献する。

 

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