農学教育研究拠点

農学教育研究拠点

 

目的

東海国立大学機構の設立を契機に、両大学が培ってきた農学に関わる教育研究リソースを統合することにより、農業および生物産業に係わる高度な教育研究拠点を構築し、人材養成と研究を通して、我が国のみならず、世界レベルの課題解決に向けた活動を推進する。

 

概要

日本学術会議が定めた農学の7つの基盤的学術領域と照らし合わせ、両大学が目指す学術の方向性を勘案すると、両大学の強みと社会的意義は補完関係にある。東海国立大学機構のひとつの核として、これまでの実績を踏まえた最先端の科学技術の基礎から応用を見据えた教育研究を基盤に、国内外で活躍しうる研究者・高度専門家を養成し、東海地域の農業と生物産業の発展および世界的な研究展開を支援するグローカルな農学教育研究の拠点を構築する。       

特に、スマート農業による生産性向上、農林水産業を基盤とした新産業の創出、低炭素型農業の実現など、今後、急激な変化とその対応が迫られる日本の農学および環境関連分野の課題解決を念頭に置き、従来の枠組みを超えたイノベーション創出と農山村地域の未来社会創造に向け、産学官連携などによる新展開を支えるプラットフォーム(東海農学ステーション)を形成し、中心的役割を担う。

 

目指す成果

両大学の教育研究の強みを活かした機能強化により、食料問題や環境問題など、SDGs達成に向けた国内および国際連携研究から、その社会実装への展開までを繋ぐ農学教育研究を実行する。この拠点形成により、既成のⅠ類型とⅢ類型の融合・発展を図り、以下の実現を目指す。

1) 基礎から応用までの教育研究体制

2) 農学全体を網羅する教育研究環境

3) 国内外で農学分野のリーダーとして活躍する人材の養成

4) 農学分野における地域および国際貢献

 

社会への波及効果

SDGsの達成に資す農学教育研究拠点において、国内および国外の諸課題を解決することにより、地域創生と同時に、東海地域から世界に向けた「Society 5.0」の実現に貢献する。

 

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